院長の独り言【2019年 平成30・令和元年】

<院長の独り言 パート201>
『2019年クリスマスが近づいてきた』

さて前回は『キングダム 最近はまっています』についてお届けし、お送りしました。今回は『2019年クリスマスが近づいてきた』についてお話したいと思っています。

皆さん、12月ですね。寒い時期はお好きですか?お嫌いでしょうか?何しろこの独り言は2001年からスタートしております。19年になるのです。来年になれば20周年です。さて先月は「キングダム」の話でしたね。どうでしょうか?はまりましたでしょうか?

さて今回は私どものHOT&COOLのみでなく、クリニックの技士バンド、折重さんバンドの参加があります。またできたら、私は新しくカバーしたクリスマス用の曲などもしてみたいところです。

今年のクリスマスはどんな一日になるでしょう。私はいつかフィンランドへ行ってサンタ村からオーロラを見てみたいです。いつのことになるやら…..幸せになるために、私たちがすべきことは

  1. ネガティブを遠ざける(ネガティブな言葉を使う人に近づかない)⇒ですがネガティブを知らないのはまずい
  2. いつも笑っていること
  3. 人を憎まないで愛すること
  4. いっぱいありがとう、ごめんねをいうこと
  5. 自分のためにでなく、他人に尽くすこと(いわゆる奉仕)

これを心掛けたいです。

幸せなクリスマスになるか? は私の心やあなたの心が決めるはず…..みんなで素敵なクリスマスにしましょう。さいきじんクリニックのクリスマス会は楽しくなると思います。

令和元年12月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート200>
『キングダム 最近はまっています』

さて前回は『シャンソン ホンマかいな?』についてお届けし、お送りしました。今回は『キングダム 最近はまっています』についてお話したいと思っています。

皆さん、11月ですね。いやあ、また私の誕生日が来るなあ。こんな目立つ仕事をしていると色々囁かれたり、いやいやホンマに大変です。
さて今日の話は先日映画にもなった、「キングダム」の話です。

キングダムは私が久しぶりにはまった漫画です。

今までどんな漫画にはまったか?というと「巨人の星」「タイガーマスク」「リングにかけろ」「聖闘士星矢」「風魔の小次郎」「修羅の門」「項羽と劉邦」「三国志」「ドラゴンボール」「ブラックジャック」「メスよ、輝け」「俺の空」「人間交差点」「黄昏流星群」「白い戦士大和」など。こうしてみるとゴツゴツのおとこ漫画か歴史もの医療ものが多いのがわかります。

その中でも最近の一押しは、原泰久先生の漫画「キングダム」です。

キングダムは実は中国の戦国時代「秦」という国が中国を統一し、始皇帝が誕生するのですがそのお話。身分の低い下僕の少年「信:のちの李信大将軍」が主人公の物語です。

単なる歴史の話でなく、そこに登場する人物の人生の岐路や友情、人として大切なことは何か?など深く考えさせられる漫画です。私はなんとも泣いてしまう巻があるほどで非常に優れた漫画と思っています。多くの犠牲を伴う戦。しかしいつまでも無くならない戦。それを終わらせるために国を一つにしてしまうことを目指す、当時の「秦」の王えい政。その黄金の剣としての「信:李信大将軍」の物語です。

種明かしはしません。だからもしよかったら、まず1巻だけ読んでみてください。多分90%以上の確率でその方は2巻を読むでしょう。とにかく止まらない漫画「キングダム」ぜひ皆さんに読んでもらいたいです。

令和元年11月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート199>
『シャンソン ホンマかいな? 』

さて前回は『日韓関係ドロ沼劇 日米蜜月 トランプ大統領と安倍晋三さん』についてお届けし、お送りしました。今回は『シャンソン ホンマかいな?』についてお話したいと思っています。

皆さん、もう10月です。いやあ、早いなあ。もう二か月で令和二年になりますよ。

さて皆さん、私は今年の初めから毎月シャンソンを練習しています。それも東京でです。なかなか時間的に厳しいのですが、それが11月末にシャンソンコンサートを東京FMホールで行うのです。人生は一度きり。私はとてもシャンソンとは無縁でしたが、やると決めた以上一生懸命しています。どうか応援してください。

普段歌っているポップスと違うのですが、基本的な歌い方は変わりません。ですが、やはり難しい。歌詞を覚えないといけないのです。自信を失うことも多々ありました。だけどめげずに何とか食らいついています。やるからにはきっちりしたものをお見せしたい。 

未だに自分がシャンソンをするのは何ともあってない気がするのですが、できるすべてを一生懸命しかないので、一年生の気分で頑張ります。よかったら応援に来てくださいね。

「秋のシャンソンコンサート」  
時間:2019年11月24日 日曜日 13時から  場所:東京FMホールです。

令和元年10月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート198>
『日韓関係ドロ沼劇 日米蜜月 トランプ大統領と安倍晋三さん』

さて前回は『本当に大切なこと、ものをしること~そこを間違うと大切なものを失い、人生が変わってしまう~』についてお届けし、お送りしました。
今回は『日韓関係ドロ沼劇 日米蜜月 トランプ大統領と安倍晋三さん』についてお話したいと思っています。

皆さん、9月になりました。まず独り言を始める前に先日のクリニック行事でクイズに「今月の独り言の題材は○○です」としたら、みんながあまり関心を持ってないことがわかりました。したがって、今月もし見てるスタッフがいたら(事務長は除く)9月末までに「独り言見ました」と私に囁いて下さいね。お願いします。

さてさて本題に戻って、日韓関係はドロ沼化し始めました。まずは私が日本人の立場としてかもしれませんが、今の情勢を考えたいと思っています。なかなかお隣さんとうまくいくのはむつかしいものです。そして、もちろん戦争における保障などはしましたが、心の傷を全て元に戻すのはなかなか難しいことです。それは韓国のみならず、日本でも同じことでしょう。日本は原爆を落とされて敗戦しました。またアメリカ軍人に慰安婦みたいなこともありましたし、補償についていつまでもいうことはなかったと思います。

今回は日韓請求権問題で 解決済み とする日本と、いやあれで全て解決していない とする韓国の相違です。
私は確かに心の問題を解決するのはむつかしいと思います。しかし解決しないといけないのはいつも自分です。

徴用工問題に端を発して、その後日本国は韓国をホワイト国から外します。理由は軍事物資になるものであるため、数量があわないので説明を求めました。しかし返答がないので外しました。これは輸出する側の権利です。輸入される側が決めることはできません。それをまるで取り決めのように扱う韓国政府の意図が見えません。それに対して軍事協定であるGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の韓国側の破棄問題に発展いたします。こんな状況です。

一歩も引かない日本の安倍総理大臣。私は基本、けんかをする必要などないといつも思っています。しかし、主張はせねばなりません。土足で自宅に入ってくる人はいかにけんかしたくなくてもしなくてはいけないケースもあると思います。維持でけんかはいりませんが、けして譲れないものもあるのが現実です。

またアメリカも今や韓国の行動が納得できないようです。これは日米関係が良いからだけではありません。トランプさんもいよいよ怒っているようです。ご承知のとおりトランプさんは駆け引きの方です。今は静かに見守っていますが、いづれ激しい行動を起こすかもしれません。その時になって韓国はどうするのでしょう?

いよいよ、韓国政府が北朝鮮、ロシアより(つまりは社会共産主義より)になったとする向きが出てきたのだということです。さらに新しい情報では疑惑の玉ねぎ男チョグク氏を法相に任命しました。きっとこれからもドロ沼化するのでしょう。しかし皆さん、韓国のすべての人が悪いわけではありません。消して無理にけんかをする必要はありませんが、国の代表として今はこういう状態なのです。

赤信号はわたってはいけないルールがあります。そのルールを破ると必ず事故は発生します。日韓請求権問題は確実に守る それがやはり必要ではないでしょうか? それから新しい未来が開ける気がします。

令和元年9月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート197>
『本当に大切なこと、ものをしること~そこを間違うと大切なものを失い、人生が変わってしまう~』

さて前回は『人の一生を考えよう。さいきじんクリニックにおける在宅のお見送りについて思うこと』についてお届けし、お送りしました。 今回は『本当に大切なこと、ものをしること~そこを間違うと大切なものを失い、人生が変わってしまう~』についてお話したいと思っています。

皆さん、もう8月。いやあ、暑い暑い。人生を生きていると、時間は何気なく過ぎていきます。だけど二度と戻らない時間を私たちは過ごしています。人のおごりは勝手に永遠があると信じていることから始まるのではないか? 生き急いでいるために、本当に大切な時間をたっぷり過ごせていないのならそれは不幸というものです。

人は誰かに望まれた時に初めて自分の価値を見出すことが多いのです。だから人は精進し自分磨きもします。 自分が必要とされるためには相手任せではむつかしいです。自分を磨けば光り輝く原石となり、そして人が見つけてくれます。今の時間をしっかり生きていくこと。時間に追われないこと。それが生きるということです。なかな忙しいとそれがおろそかになります。そんな時にふと気遣いを忘れると周りの大事な人がいなくなるもんです。

これは古代の昔、漢の皇帝になった劉邦の剣であった韓信大将軍が数ヶ月働いて自分を重宝してくれないことで国の脱出を謀ったことがありました。これと同じです。この時、劉邦はまだ一国の主でしかなく、あまり彼を重宝していなかったのです。重臣にいさめられ、彼を止められた事がかれの天下取りに大きく関わっています。大事なものが永遠に自分のところにいるなんて思ったら大間違いです。私も気をつけています。最後まで大切なものと思って人とは付き合っています。しかし幾度となく「自分を大切にしてくれていない」と感じることがありすぎると、竹を割ったように心がとどまりません。嫌いにはなりませんが、どんどん離れていきます。

「平成」から「令和」への今。 もう一度、自分にとっていま大切なもの、人は何か?多くを望むこと、望みすぎること…それはすなわち大切なものに集中できずに失うことにつながることを是非是非皆さんも心に刻んでおきませんか? 失ってからわかることは大変たくさんあるのです。

令和元年8月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート196>
『人の一生を考えよう。さいきじんクリニックにおける在宅のお見送りについて思うこと』

さて前回は『齋木3世代をまたぐ。令和の時代を生きていく』についてお届けし、お送りしました。今回は『人の一生を考えよう。さいきじんクリニックにおける在宅のお見送りについて思うこと』についてお話したいと思っています。

皆さん、もう7月です。令和になり2ヶ月になりました。今月は少しだけ京都へ帰省します。多分、祇園祭が流行っている頃になるかもです。先日当院の透析患者さんの久しぶりの在宅での看取りを行いました。

看取りとなると患者さんのまず意思が最も重要になります。我々が行うことは患者さんの生活の質を保つことです。
けして患者さんの数値をコントロールすることではありません。患者さんの意図が中心にあって、それを我々がご家族とともにサポートするのです。

その患者さん(仮にHTさんとよびます)は手術の希望もなく、他院への入院もしたくないとおっしゃいました。私たちに看取って欲しいと… 家族は少し離れた広島の方であったり、長男さんは名古屋であったりでなかなか近いとこにはいませんでした。家族は死を看取ることに当然慣れていませんので、また死を受け入れることに同様もありますので、必ず不安がつきまといます。多くは施設に入れたいと最初思われるのも無理はありません。よく理解できることです。ですが、私たちがサポートで自宅へ足を運びます。ということ。それと人間に限らず動物などいきものには必ず死を迎える。その時に病院でなく家族に看取られたいと患者さんが望まれていること。また自分ならどおして欲しいか? とお話すると大抵は「そうですよね」と覚悟を決められます。

一部、家族関係が希薄な場合は難しいこともありますが、私の原則は患者さんの味方であることです。家族の味方が主でないことを伝えますし、患者さんの意図と家族の意図が違う場合は戦います。他院に普通に入院した患者さんで、そこで悪くなって帰れなくなった患者さんもいます。だけど嬉しいことですが、みなさんがあるいは家族の代弁で「この人はさいきじんクリニックでなくなるといつも言っていた」とか「早くさいきじんクリニックへ帰りたいとばかり言っていたのに」とか言ってくださいます。

このHTさん。結局腸が破れて炎症を起こして亡くなられますが、院長のためにといって「イカの明太子和え」を最後にベット横で作ってくださいました。私はありがたいことだと思いました。

人に愛されること。そして信頼を受けること…
最後は、なくなる前に出る心臓不整脈を起こしながら 左の娘さんをしっかりと見て、右に向き直り息子さんを見て、
息を引き取られました。その時はまさに象徴的なシーンで、家族は「お母さん、大丈夫。ここにいるよ」でした。見つめ合う家族の愛。喋れなくても伝わる事がある。 私たちのスタッフへの言葉もあります。

「後悔しちゃいけないわよ。しっかり恋愛しなさい。愛しなさい。私は後悔してるから、言うの」

日本人のしばられた世界での窮屈さを象徴したような言葉でした。

時代は今も流れています。また次の時代へと繋がれていくのでしょう。いろんな慣習があります。恐れをなさずに、挑戦をして生きていく。周りにこう思われるから… などなく生きていけたなら….. 幸せが目の前のようような気がしたそんなことを教わった一日を今日は回想しました。

HTさん、安らかに…  そして素晴らしい御家族に多くのご多幸がございますように…

令和元年7月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート195>
『齋木3世代をまたぐ。令和の時代を生きていく…』

さて前回はインサイド・アウトで行こう』についてお届けし、お送りしました。
今回は『齋木3世代をまたぐ。令和の時代を生きていく…』についてお話したいと思っています。

皆さん、もう5月ゴールデンウイークを過ぎて 平成が終わり、令和の時代になりました。「平成」を元小渕恵三総理(当時は竹下内閣の官房長官でした)が発表した時もやや違和感がありました。その竹下総理も小渕総理も亡くなられ、今新たな時代がやって参りました。

令和の出典は「万葉集」の大伴旅人が{梅花の宴}でその場の人々の心情を歌ったものであると言われています。

時、初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。

令月とは何事を始めるにも良い月。めでたい月を表し、陰暦2月の異称でもあると言われています。

令和元年になるとき、少し思うことがありました。まるで新年を迎えるかのごとく、多くの人がはしゃいでいました。悪いとは思いませんが、ノリだけで迎えるものではないと私は日本人らしく厳かに静かに迎えたいと思っていました。これも時代の移り変わりなんでしょうね。何かことがあれば大騒ぎするのでなく、私は正月に心新たに決意するように思っております。したがって、令和にも似たような感覚があるとは思います。

時代を迎えたことを喜ぶ気持ちは大切です。しかしそれと同時に決意も新たにせねばなりません。次の時代へ紡いでいくものとして、時代が来たことを喜んで、その責任を感じて次に繋げるよう心新たにしたいものです。令和がみなさんにとって素晴らしい時代であることを願って病みません。

最後に少し思い出あれこれを…

昔、高島屋がスポンサーで「皇室アルバム」と言う番組をやっていました。今の天皇はひろの宮様でしたが、秋篠宮殿下を「アーヤ」、紀宮さま「サーヤ」と呼ばれていたのをご存知でしょうか? それはそれはとても仲睦まじい皇室の中のお話でした。羨ましい気もしましたが、反面窮屈なんだろうな…とも思って今の境遇に感謝しておりました。私も小学生の頃ですからあれから約50年近く経ったのでしょう。浩宮(ひろのみや)さまは徳仁(なるひと)様となり、日本の第126代天皇になられました私より3つお年が上のようです。

もう古いよとか昔はこうだったとか時代に縛られることはありませんが、日本人として受け継いできたもの。それを次の世代に伝えていくのは我々の務めであると思うのです。

令和元年6月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート194>
『インサイド・アウトで行こう』

さて前回は『時代は変化している。今時の…という言葉が私はあまり好きではない』についてお届けし、お送りしました。今回は『インサイド・アウトで行こう』についてお話したいと思っています。

皆さん、平成が終わり、もう5月の長いゴールデンウイークにですね。私たちクリニックは休みはありません。働き方改革は医療の現場には来るのでしょうか?

先日は私は腎臓内科の気の合う連中と食事会をしました。皆さんからいろんな刺激を受けてます。ありがとうございます。とてもやる気になります。先日は新しい新入社員が入ってこられるので、「最近の若者は..」発言について考えました。そして私たち大人は時代を受け入れる。そして若い新人は素直に大人の意見を耳に入れて考えや行動を変えてみる。 これが理想という形で締めくくったのです。

今日は インサイド・アウト についてお話をしたいと思っています。

そもそも多くの人間は自分の都合のいいように解釈し、モノを見ています。
もっと砕いて言うと、世界をあるがままを見ているのでなく、自分に都合のいい世界に仕立てて見ているのです。
そして自分の意見と相手が合わないと相手が間違っていると思うのです。たとえば上司の真意が伝わらない中にはこういった事例が数多く含まれています。つまり自分中心な考え方であるわけです。

そういう人の特徴は必ず一致していてうちから(自分の中に)の否を認めないので 「できなかった理由」を必ずいいます。インサイド・アウト とは 物の見方を変えて自分を変えることで周囲の物事が変わることを意味しています。当院では 「できない理由でなくできる理由を探そう」 と常々行っていますが、未だに苦しんでいる人がいます。インサイド・アウトの反対にアウトサイド・インがありますが これは 他人や組織、環境など自分の外側(アウトサイド)が変わらないと結果も出ないという考え方でありこういう考え方では必ず結果「他人のせい」なのです。

先日もこんなことがありました。私が ある病院から紹介された患者さんを2回ほど診させてもらいましたが、その患者さんがいまデイサービスで行っている病院で薬も処方して欲しいのでそちらに転院する  とおっしゃいました。私はそれは患者さんが決めることなので、何ら問題ありませんが、緊急は診ますが、それ以外基本的な診察はそちらの病院で受けるようにしてもらってください。と言いました。そしたら、看護師たちが先生は患者を診る気持ちがない=患者さん中心の医療なのか?と言い出したようです。

実は私は何もブレはありません。そもそも今までも私のところにかかって、ほかの病院にかかってをできる限り一つにまとめるようにしてきました。私は自分のところに来てもらって儲けたいなど思わないし、緊急で診ないなど言ったことはありません。遠くの患者さんはできる限りくる回数を減らすもしくは紹介してくださった先生のところでまとめて処方もしてもらうように工夫してきました。彼女たちが一番診てきているはずです。それは何箇所も行くのは患者さんに負担ですし、また箇所が多いほど診察料・処方量など倍以上かかります。経済負担もあります。また今からの医療は簡単に受けれることができなくなります。風邪などの簡単なものは自由診療になる可能性が出てきています。

私の考えも、これからの医療も含め理解できていないのであると感じました。また彼女たちの本心もじつは見えていました。彼女たちは患者さんを断るのが嫌なのです。断るのが苦手で、嫌われたくないのです。今のがアウトサイド・インであり、私(他人)や組織、環境など自分の外側(アウトサイド)が変わらないことに対しての不満であり、自分の断るの嫌だ という思いは無視されていて、私が患者中心でないという結果で「他人のせい」にすることで自分たちを守っているのです。

結果はすべて患者さんが信頼関係として出してくれます。その看護師たちを患者さんが評価します。それがなければどんなに上手く言い逃れをしても患者さんは見ています。たまたま小さなことを取り上げて自分を正当化するのに必死にならず 大局的にみて患者さんのためになることをするのが医療従事者です。

インサイド・アウト

自分を見つめ直し、物事の困難に出会ったなら 自分の内に何か問題はないか?そこを突き詰めない限り人格的成長はないと フラクリン・コヴィは言っております。私もそう思う。
そしてインシデント報告を見ていても、誰かのせいにしないことが大切です。もう一度先月の言葉に戻ります。
私たち大人は時代を受け入れる。そして若い新人やまだアウトサイド・インな物の見方をしている人は、素直に私の意見やクリニックの方針に耳を傾けて考えや行動を変えてみる。 これができたらきっとみんな幸せになるでしょうね。

令和元年5月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート193>
『時代は変化している。今時の…という言葉が私はあまり好きではない』

さて前回は『いやあ、最近同窓会がやたら増えたなあ』についてお届けし、お送りしました。今回は『時代は変化している。今時の…という言葉が私はあまり好きではない』についてお話したいと思っています。

皆さん、もう4月にですね。クリニックの桜も咲き始めました。
さあ、先日は同窓会が多いことを言いましたが、新しい新入社員が入ってこられるので少し「最近の若者は..」発言について考えてみたいと思います。すこしまた哲学的な話かな? 「最近の若者は」これ、よく聞きますよね。私個人はこの言葉はあまり好きではありません。

大きく理由は二つ
1)最近の若者になった理由は 「若者のせい」と勝手に思い込んでるから…  これは違います。
もちろん本人の資質や流されやすいのもあるかもしれませんが、多くの原因は自分たちにあります。具体的に言うと、時代の変化から起こった部分があり、その時代を作ったのは今の若者でなく、「我々」
先人にしかできないことであります。

たとえば、多くの私たちの祖父母は戦争で嫌な思いをしてきました。戦争に行くのに「国のため」といって特攻
したり、多くの仲間を目の前で失ったり、死別したり…。あまりにも悲しい出来事があって もう二度とあんな思いを子供にさせたくない、食料がなく不憫な思いをさせたくないと思う… その親心に問題があろうはずがありません。ですが前にも申しましたが、便利な世界はかえって人間の工夫や努力を阻害してしまい、その結果堕落するきっかけにもなりえます。自分をしっかり持っていないと流されて人間は楽をしようとする生き物なのです。

ですから、自分に厳しくない人にとっては 便利になればなるほど育つことができない環境と言えます。我々大人がそんな世界を作ったのだったら、もう一度考え直さねばなりませんね。

2)さらにもう一つ 自分の老いを認める発言に思えます。
「最近の若者は」 この中には、実は自分はもう古い人間であることを認めているような気がするのです。
まだまだ、皆若いんです。自分で年を認めたらもう過去の人間になってしまいます。「最近の若者は」 = 私たちはイマドキとは違う = 時代の流れを認めない頑固者(自分はそんな感覚を認めたくありません)彼らだけが悪いのでしょうか?そうではないはず。

自分たちも今の時代にあった教育を考えればいいし、厳しさも必要と思います。怖いものなしの世界なんて、暗闇をまっすぐ進んでいくようなものです。

私はこれまで同窓会など約30年間程、案内さえなかったと記憶しています。しかし齢56歳になり最近同級生が急逝したり、いろいろカラダの不調があったりと いろいろ皆思うことがあるのか?何故か?はきっと答えはないでしょうが、私はこう思っています。

当院も新しい新人が入りました。いけないことはしっかり言いたいと思います。私たち大人は時代を受け入れる。そして若い新人は素直に大人の意見を耳に入れて考えや行動を変えてみる。 これが理想でしょうね。

次回は少し その考え方を話したいと思います。

平成31年4月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート192>
『いやあ、最近同窓会がやたら増えたなあ』

さて前回は『年頭所感を少しだけ変えました。原点回帰:予習復習の大切さ』についてお届けし、お送りしました。今回は『いやあ、最近同窓会がやたら増えたなあ』についてお話したいと思っています。

皆さん、もう早くも3月になります。最近やたらに同窓会が多い。去年から高校生1年目、2年目と大学と立て続けにありました。

私はこれまで同窓会など約30年間程、案内さえなかったと記憶しています。しかし齢56歳になり最近同級生が急逝したり、いろいろカラダの不調があったりと いろいろ皆思うことがあるのか? 何故か? はきっと答えはないでしょうが、私はこう思っています。

やはり、忙しい時期を過ぎてようやくふっと我に返ったとき、やり残したことはないだろうか? 死を意識して死期を感じ始めているのか? そう思うのです。

そう思うとふと寂しくもなります。若い頃には可能性しか信じていなかった、怖いものもなかった。
なぜなら「若さ」とは 前向きな気持ちで前しか向いていないから….. 

若さへの嫉妬? いや違う。 本当に終を意識してしまっている自分たちに苛立ちや年をとった事を思い知る自分に哀しいのかもしれません。今年もまた同窓会があるような気がしています。いつまでも若くありたいと願う気持ちはとても尊いと思うけど、なかなか難しい。生あるものも使命ですね。

さあ、今年もひな祭りが始まりますね。

平成31年3月3日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート191>
『年頭所感を少しだけ変えました。原点回帰:予習復習の大切さ』

さて前回は『正月。またまたここにいるよ。平成最後の正月にはもの悲しさも伴う』についてお届けし、お送りしました。
今回は『年頭所感を少しだけ変えました。原点回帰:予習復習の大切さ』についてお話したいと思っています。

皆さん、またまた年末を過ぎて、正月があっという間に過ぎて、大嫌いなバレンタインが近づいてきます。
今年もどうぞさいきじんクリニック.と共に私もよろしくお願い申し上げます。

過去2年にわたり、私は臨床工学技士の教育に直接タッチしてきました。毎月の技士技師ミーティングに参加し
話し合いをしてまいりました。

目的は 患者さんファースト  でいく。
目標 は 1)コミュニケーションの徹底化  
2)期限・担当責任者を必ず決める 
 3)どうしたらできるか?考える ⇒ でも、だって、しかしを禁止する

その中で大きな変化は技士のトップが途中交代しました。しかしこれが案外良かったように思います。
去年まで自己/他者の評価で60点越えは一人もいませんでしたが、今回は全員一致で60点越えが一挙に3名。
嬉しい限りです。それは私の評価でなく他の技士さん達の評価でした。つまり仲間に認められての堂々の合格点でした。トップが変われば組織も変わるとはこの事です。消して前のトップが人間的に悪い方ではありませんでしたが、広い視野でもって今の部下を見る能力、反省し改善する能力はかなり改善してきたのだと思います。
これからもこの方針でやってまいります。少しずつですが、スタッフの中で自立して育ってきている子が増えることを祈りながら…

当院は「人を創る」会社を標榜していますので、実に嬉しい話です。とかく技術などを高めてそれだけで評価をしている施設が多い中、当院では人間力を求めています。
そして今年の我々のさいきじんクリニック.の目標、目指すところです。

今年2019年は 
1)人づくり,会社つくり 2020年末を目標に 
 → A 教育革命    公育私捨あまり意識変化なし要知識習得勉強    
 → B 関心を持ち続けよ  きづく、わかるへ これはまだまだ        
2)人間の尊厳を考え学べ…  尊厳とはきづく」「わかる」から始まる
3)自立を突き詰める     できていない→ 完全自立 ここに重き評価をする。誰かに頼らず自分で克服。
4)理念の「諦めず」:整理整頓に始まり、やり遂げるまで続けよ
5)目標は達成できているか?必ず「行動目標を立てろ」
6)ECO実践していく 東北支援は時に訪問し、見届けよ
7)(新)満足でなく感動を与えよ
 特に目標達成については予習、復習の大切さを説いています 
準備はしっかり時間をとり、かけよ。そして決断は一瞬で行なえ…
準備をしないから決断できないだけなのだ。

今回、
5)予習復習の重要性 7)感動を与える が新しい部分である。
準備期間は長ければ長いほどよい。これに時間をかけないで決断ができないので、いざ決断の時に無意味な時間を過ごすことになる。長い決断はありえないからである。うまくいかない人は準備(予習復習)ができていないだけ。

今年もいい組織作りができるように頑張りますので、今年もよろしくお願い申し上げます。

平成31年2月2日

▲ページTOP

<院長の独り言 パート190>
『正月。またまたここにいるよ。平成最後の正月にはもの悲しさも伴う』

さて前回は『また来たよ。クリスマス会。HOT & COOL』についてお届けし、お送りしました。今回は『正月。またまたここにいるよ。平成最後の正月にはもの悲しさも伴う』についてお話したいと思っています。

皆さん、またまた年末を過ぎて、正月があっという間にやってまいりました。
あけましておめでとうございます。ようこそ、そしてよろしくお願いします。2019年…平成最後の31年度ですね.今年もどうぞさいきじんクリニック.と共に私もよろしくお願い申し上げます。

いやあ。しかし平成はまあまあ長いんでしょうが、明治は45年、昭和は64年続きましたから….そう考えると適切な長さで陛下が身を引かれた…と考えていいのかもしれません. さあさあ今年はどんな年になるんでしょうか?

まずは今年のさいきじんクリニック.は年頭所感を少しだけいじくりました。私たち医療従事者は雑では仕事になりません。患者さんのクレームの多くは不安を煽ることから始まります。うちでのミスも本当にそんなことが見られて約9割が他に気を取られて忘れていた…など本当にその場しのぎ的に起こるものです。

しかし一方、実は雑であったり、少し隙がある方は「人としては魅力」がありまた生きやすい世の中かもしれません。だからあえて「仕事においては…..」と表現をしました。ここ数年、私はミスが起こった場合このミスを患者さんや家族が真実を知った場合に「君なら許せると思うか?」とスタッフに問いかけてきました。自分がされて嫌なことなら、当然患者さんも嫌なはずです。ところが人間は実に勝手な構造で自分勝手なもんです。なかなかできないのがここ数年でようやくわかりました。

すべての心持ちとして「他人のために全て生きる」くらいでちょうどいいくらいだと思うのです。
つまり人の本質、「自分中心を捨てること」。これこそが「公育私捨」の精神なのです。これはまだまだ続きそうです。
徹底的に細やかでありたいですが、なかなか難しいようですので私は今回は原点回帰として「予習復習」の大切さをクローズアップしてみました。

では来月にはその詳細をお話したいと思っています。

今年もいい組織作りができるように頑張りますので、今年もよろしくお願い申し上げます。
そういうことで ようこそ2019年、よろしく2019年….. そして平成ありがとう。さようなら…

平成31年1月2日

▲ページTOP

院長の独り言
パート201
パート200
パート199
パート198
パート197
パート196
パート195
パート194
パート193
パート192
パート191
パート190

×このページを閉じる

©Saiki jin clinic all rights reserved.